Capriceワンマン、ありがとうございました。あと...

いつも最高のシゴトをしてくれるVARONスタッフ、

 

出演してくれたNEGIMA、ちかしくん、ちょけ、たつや、こーじくん、ダイちゃん、緒方真理子さん、

 

物販を手伝ってくれたモナミちゃん、

 

応援に駆け付けてくれたバンド仲間達、

 

そして観に来てくださった皆様、ありがとうございました。

 

感謝という言葉はあまりにも陳腐で、いまの感情を表すには全く足りないです。

 

 

こんなことを書くべきではないのかもしれませんが、ワンマンが決まった10月からの約3ヶ月間、

 

本当に苦しかった。

 

プレッシャーもあったし、苦悩もあったし、苛立ちもあったし、

 

特にこの2月なんか、風が吹くだけで天気にケンカ売るぐらい、

 

まともな精神状態ではなかった。

 

Capriceは有名になることやデビューすることを目標にしてるワケでもないから、

 

そんな僕らがワンマンをする大義名分のようなものが、本当に最後まで分かりませんでした。

 

僕がお客さんの立場なら「何を応援すればいいの?」ってなります、間違いなく。

 

「メンバーにワンマンをプレゼントしたい」という、

 

ゆきおちゃん個人のクラファン企画だったから、

 

余計に自分の気持ちの落としどころというか、どの立場でワンマンに臨めばいいのか、本当に悩みました。

 

ハコを抑えたら、寝て待ってるだけでワンマン当日は来ます。

 

「頂きモノ」のワンマンならなおさら、それこそ遠足みたいに300円以内のお菓子に悩む程度で済んだかもしれないです。

 

「チケット取り置きお願いね!」

 

「クラファン支援したよ!」

 

「頑張ってね!観に行くから!」

 

の声に対しても、

 

「ありがとう!ゆきおちゃんに伝えとくね!」

 

が返事としては正解だったのかもしれません。

 

けどさ、そのステージには僕も立つんだよな、って考えたら、

 

「ありがとう!頑張ります!楽しみにしてて!」

 

って言いながら寝て待つだけなんてできなくて、

 

「アレしよう!コレしよう!この段取りでやろう!」と、

 

ゆきおちゃんのペースを逆に乱してしまっていたのかな、とか、

 

いや、けどそのペースじゃ間に合わないから空気悪くなっても押し通さないとな、とか、

 

特にこの2月はゆきおちゃんと過去最低に仲が悪かった時期かもしれません(笑)

 

でもそんなん、来てくれるお客さんには関係なくて、

 

「今日使ったお金と時間でユニバ行けたな」

 

なんて絶対に思わせたくなかった。

 

そこはゆきおちゃんも一緒、というかゆきおちゃんの方が思ってたやろうけど。

 

あれ?なんか変な方向に話が逸れてる?(笑)

 

けどさ、ゆきおちゃんっていうか、ゆーきゃんてさ、

 

もう昔からの呼び方で敢えてゆーきゃんて言うけどさ、

 

すげえ色んなこと考えて、やりたいこともアイデアも沢山あるけど、

 

沢山ありすぎてすぐにキャパオーバーするんですよ。

 

絶対に1人じゃできないやろ?ってぐらいに、

 

どんだけ大きい花瓶でも消防車のホースで水をいれたらすぐ満タン...どころかぶっ壊れるやん?(笑)

 

そこをね、もっと上手くサポートできなかったというか、

 

立場がどうとかでウダウダして初動が遅れたり、

 

ケアできなかった自分へのイライラも含めてね、

 

それは僕個人の反省としてあります。

 

だからこそ言うけど、ゆーきゃんて自分でも言ってるけど器用貧乏なところがあって、

 

やりたい事全てを1人でやろうとするとどれもできない人なんです。

 

でもやろうとする事や彼に見えてるイメージは間違いなく、誰かの居場所を作ってる。

 

MAGARINARIがそうでしょ?

 

音楽やデザインや、それらをも巻き込んだもっと大きな事をしようとするとき、

 

ここぞ!を助けてくれる人が絶対に必要なんですよ。

 

けど「助けて!」って絶対に言わないんで。

 

絶対に言わずに1人で背負い込んで、睡眠時間から何から、1人で勝手に自分で自分を削っていくんですよ。

 

だからね、「あ、ヤバそうやな」と、思ったら手を差し伸べてあげてください。

 

首を揉んであげてください。

 

「自分の居場所は自分で掴み取れ!」なんて乱暴に言い放たれるこのご時世に、

 

「へいらっしゃい、ここがあなたのイスです」と、気付けば「居場所」を作ってくれてる人なんで。

 

なので僕は、3月はゆーきゃんとの仲直り月間やな(笑)

 

とりあえす、大正区の定食屋に連れて行ってご機嫌を伺ってみよう(笑)

 

 

最後になったけど、来てくれた皆様への感謝は1番デカいけど、

 

ゆーきゃん、ワンマンをプレゼントしてくれてありがとう。

 

両手でも抱えきれないプレゼントに「ちょ!順番にくれないと落としちゃうやんか!💢」ってなるほどの、

 

大切なプレゼントをくれて、

 

ありがとう。

 

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ギター小噺⑤「and,I love you」

この曲はですね、Capriceより刺激https://twitter.com/SHIGEKI_0220くんがプロモーションをしてくれてます(笑)

 

マキシマムザホルモンの少し前に、ゆきおちゃんと2人で

 

「Capriceの曲をフランチャイズみたいに他の人がさも自分の曲のようにやったりしたら面白くね?」

 

って話してたら、名乗りを挙げてくれたのが刺激くんでした。

 

んで、路上でもやるしカバーCDも販売してるし、すごく楽しいことをしてくれてます(笑)

 

彼は毎週、難波で路上やってるので、是非一度、彼のTwitterを覗いてみてください。

 

てか今日誕生日やったんやな、刺激くんおめでとう!!

 

さて、ギターの話ですね。

 

これもデモテープが送られてきて、んで確か一緒に歌詞とイメージみたいなのが添付してまして...

 

「あぁ、中華ね...」

 

と。

 

自分でも不思議なんですけど、どうやら中華風のギターって得意らしく、

 

いままでも他の曲でもたまに中華風ギターを入れてたんですけど、

 

ちょっと本腰を入れて、音色からスケールからフレーズリズムから、

 

僕の中の中華を炸裂させてみました。

 

イメージした曲とかはないけど、昔ファミコンであった「ドラゴンボール」のBGMをなんとなく覚えていて、

 

ギターソロの最後の2小節は、ゲームオーバーになったときのフレーズを好吃しました。

 

あとは曲の雰囲気に、ブルース・リーが「ほわちゃあっ!」っていうよりも、

 

春麗の「スピニンっ!バードっ!キィっク!」が、

 

ブランカあたりに炸裂してるところをイメージしてました(笑)

 

この曲も一晩で録り切ったんかな?

 

なかなかボリュームのあるギターを弾けた感があるけど、

 

そんなに苦労した記憶はないです。

 

やっぱ得意なんかなー...。

 

ただこの曲に関して言えば、PUを切り替えたり、ギター側のボリュームを絞ったりして、

 

んでそれを音像のどこに配置するか、までこだわりました。

 

 

どうでもいいけど、ケンタッキーの紙ナプキンて、あぶらとり紙として超優秀じゃない?

 

 

話を戻します。

 

うーん、やはりそうゆう意味では今回のミニアルバムの中で1番ギターがこだわったのはこの「and.I love you」かもしれないです。

 

そして、なんか1番ギターの音が良いのもこの曲やし(笑)

 

LIVEでは曲やる前に振り付け講座とかもやってるんで、

 

みなさんと一緒に楽しめたら、と思います。

 

 

さて、長きに渡り書いてきました「ギター小噺」、とうとう最終回です。

 

読み返しても内容もあるのか無いのか自分でもよく分かりませんが(笑)、

 

お付き合いいただきありがとうございました。

 

次のブログからはまたいつものように、どうでもいい事をダラダラ書いていきまーす。

 

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ギター小噺④「Baby,go my way」

全くの新譜です。

 

デモテープが届いて聴いて「あ、LIVE曲やな」とイメージがぶわぁ〜っと広がったので、

 

何も考えずにファーストインプのまま弾き切って、多分2時間ぐらいでギター録り終わったんじゃないかな??

 

で、ただただLIVEを楽しめるように、ギターは難しい事は一切やってません!

 

と言いたいけど、勢いで弾いたので難しいことを考える前に録り終わった、というのが本音です。

 

けど、こだわったところはいくつかありまして。

 

イントロとか間奏で鳴ってる上モノのギター、

 

ディレイで左右に振るのではなく、左、真ん中、右の音でそれぞれ3トラック使って、

 

それぞれに違うモジュレーションを掛けてるところです。

 

確か、左が超薄くフェイザー、真ん中は超薄くコーラス、

 

右がフェイザーフランジャーかリングモジュレーターかオートワウか何か忘れた。

 

そしてディレイは一切使ってません。

 

んで、今回のミニアルバムの中で唯一、モチーフにした曲が無い曲です。

 

いや、曲の作りがReVision of Senceの「I'm a クズ人間」に似てたから、

 

少し引っ張られた感はある...あ、いや!違う!

 

2番のサビ後に出てくるブレイクダウンパートは完全にReVision of Senceを意識した!

 

ReVision of Senceの曲のてリフって、同じことを繰り返してると見せかけて2回し目は少し違うってのをよくやるじゃないですか?

 

そこに寄せて1回し目は「ダンダンダン、ジャージャージャー」で、

 

2回し目は「ダンダンダン、ジャラララ」にしてみました。

 

してみましたよ。

 

したんやってば。

 

これ、言わなかったら気付く人いないんじゃないか?

 

...まぁいいや。

 

あとは、2000年ぐらいに日本に一気に入ってきた、GREEN DAYThe OffspringZebraheadSUM41等々...

 

僕は勝手にサマソニパンクって呼んでる、憂鬱のカケラもない(笑)、

 

そんな「バカ デ イルホウガ タノシイヨ〜!」みたいな、

 

能天気なヒマワリパンクのイメージでとにかく明るくて切れ味の良い印象を感じてもらえるように、

 

ちょっとハシり気味やけど5、6弦がしっかり鳴ってるギターを意識...してたのかなぁ?と、いまになって思います。

 

(実際はあの辺のパンクって、アルバム曲はメランコリックな曲も多いですけどね)

 

あとは、あとは...

 

あ、意外とイントロのリフとかは、ちゃんと弾こうとしたら難しい...というかややこしいです。

 

開放とブリッジミュートとミュートがめくるめく襲いかかってきて、

 

僕自身、慣れるまで変な力が入って腱鞘炎になりかけました。

 

勢いで弾いた分、詰めるのに少し時間がかかったかなー?ぐらいですが。

 

あ、最後に。

 

ミニアルバムの他の曲に比べて少しだけギターの歪みを浅くしてます。

 

これはリフの音、Aメロのブリッジミュート、曲中のブレイクダウンの輪郭がぼやけないようにするためです。

 

ラウドロックは歪ませすぎると、逆に音圧が低くなるんですね。

 

以上、自称ラウドロック研究家でした。

 

そんな感じで、LIVEではタオル振ってサークルモッシュしてウォールオブデスしてほしい曲です。

 

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画像は20年間のブリッジミュートで削れた、ブリッジのコマ。

 

 

 

ギター小噺③「Fake your Prey」

これもAsunaro時代から、もっと言えばその前にやってAXELof13ってバンドのときの曲です。

 

ゆきおちゃんという、曲が作れる人とバンドをやり出してから

 

4年に1曲しか作らなくなった僕が原曲を作った曲です。

 

Capriceでやるにあたって、キーを変えて、それに伴いギターのフレーズも変わりまくってるけど、

 

僕が敬愛するhide曰く「アレンジはファッション。そのときそのときの時代や環境で変わっていっていいんだ」という考え方を

 

図らずも実践できたかな、と思います。

 

まぁ元曲を知らない人は「なんのこっちゃ...?」でしょうけど。

 

そしていつかこのブログで書いた

 

「一晩練習したフレーズ」

 

というのが、この曲のAメロのバッキングギターです。

 

ダウンで弾くと弾き切れない、オルタネイトで弾くとミュートがムズい、

 

で、結果的に最初の2音はダウン、あとはオルタネイトで弾くことで落ち着いた...

 

って誰が興味あんねーん。

 

 

 

この曲はですね、作った当時めっちゃ聴いてたFACTの「a fact of life」からご馳走様しました。

 

しかしキーが変わり、フレーズも変わったのでかなりソレ感が薄まってしまってますが...。

 

そして、この頃から自分の中で「5、6弦に対するコダワリ」的なモノが生まれました。

 

バイト感って言うんですか?

 

5、6弦に関しては、カーンカーンって弾くんじゃなくて、弦を少し巻き込むような

 

イメージで言えばベースのスラップ奏法のプルみたいな感じですかね?

 

これによってギターの位置もかなり上がったし。

 

そうそう、「ステージでカッコ良く見える低さ」より

 

「1音1音をちゃんと撃ち抜ける高さ」を優先するようになったのもこの時期ぐらいから。

 

過去には、ロリータ18号か?ってぐらいにギターを膝の位置まで下げて12フレット上でバシャバシャ弾いて時期もあったというのに...。

 

んで、話を少し戻すと、

 

そうゆう少しエグるようなピッキングに耐えれる剛性があるギターって、テレキャスしかなかったんです。

 

ペグからブリッジまで弦が真っ直ぐに通る構造、かと思えばブリッジから90°の急角度での裏通し、

 

よくよく考えればデカい、デカすぎるブリッジプレート...

 

ここから生まれるテンションがさらに剛性を生む。

 

レスポールストラトでこの弾き方をやると、すぐに音がシャープするし揺れるんです、僕の場合。

 

なので、僕がテレキャスラウドロックをやってるのは、ZebraheadRage Against the Machine

 

Oblivion DustやJohn5を見て、というより、

 

実体験の中で消去法的にテレキャスしかなかったんです。

 

それに挙げた人たちみんなハムだし...。

 

なんかそうゆう色んなことを考えたり悩んだりしてその結果できたのが、8年前に作った「Fake your Prey」。

 

んで、その後の8年間で培った全てをぶち込んだCapriceバージョンの「Fake your Prey」。

 

ギターを録ってるときは「強くてニューゲーム」の気分でした。

 

...一晩費やしたけど。

 

ま、何にせよこの曲も良いギターが弾けました。

 

ふふふ。

 

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画像は関係ないけどエフェクターボード。

ギター小噺②「アナタガイルセカイ」

この曲は、Asunaro(Vo:ゆきおちゃん、Gt:きゅ、Ba:もぷにゃん、Dr:けーすけ)時代にやってた曲。

 

ギターに関しては、今回の5曲の中ではかなり塩味系かもしれないですね。

 

間奏のベースに対するギターの絡み方とか、

 

本来ならコード感出すためにルート音を弾いたりする方が聴感上落ち着くんだろうけど、

 

なんか全てに答えを出し切る必要もないかな、って感じで

 

敢えてルート音薄めのアルペジオで浮遊感を出してみました。

 

アルペジオ自体は、ちょい古めの80年代グラムロックみたいになりましたが、

 

これはDavid Bowieの「Rebel Rebel」とかが好きなのが出たかな、と。

 

話は変わりますが、僕はパンクロックやラウドロックがフェイバリットなんですけど、

 

僕の好きな音楽の三角のテッペンにあるのがグラムロックで、

 

T.RexDavid Bowieとかが大好きなんです。

 

ときを戻そう。

 

なので「アナタガイルセカイ」は、少し柔らかめな印象を感じていただけるんじゃないでしょうか?

 

ギターソロに関しては、まぁ悩みました。

 

サビメロをなぞるという、ギターソロに悩んだときあるあるが炸裂してます。

 

結果的にはこれで良かった、と思えるからいいんですけどね。

 

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「『アナタガイルセカイ』のブログを書くときにこの画像も上げて」

 

と言われた昨日食したチキン南蛮withオムライスは美味でした。

ギター小噺①「HURRY GO ROUND」

この曲のギター自体は、だいぶ前に録ったモノをそのままミックスしてもらいました。

 

他の収録曲に合わせて録り直そうかとも思ったけど、

 

自分的には曲にとってベストなギターを弾けたと思ってたし、

 

弾き直したところで少し小綺麗になるぐらいやから、

 

まぁいっか、と(笑)

 

 

初めてデモテープを聴いたとき、zilchの「Space Monkey Punks From Japan」のイメージがあって、

 

分かる人にだけ分かれば面白いな、と思って僕が敬愛するhideの曲に入ってる

 

ギターフレーズやhideの手クセをふんだんに取り入れてみました。

 

さて、存分にネタバラシしますよ、もう。

 

まずイントロのリフとかフレーズは「Space Monkey〜」のメインリフを曲に合わせてちょっとイジりました。

 

んでサビの後ろで弾いてるオクターブのフレーズはまんま「Rusty Nail」です。

 

さらにギターソロの裏で弾いてるリフもまんま「Space Monkey〜」の途中で出てくるリフ。

 

あとベンチャーズ風のテケテケもhideがよくやってたから。

 

全部分かった人はいるのだろうか?

 

 

 

何故こうゆうギターを入れたかっていうと、「○○っぽい」とか

 

「○○のパクリって言われるかなぁ...」みたいに考えがちになる自分に対しての

 

「そんなもん関係あるかぁ!」

 

っていう(笑)

 

あとはこれ聴いて「あ!これhideのあのフレーズ!この人もhide好きなんかなぁ!?」って思われたら嬉しいな、って。

 

ロットングラフィティーとか聴いてるとさ、KAZUOMIさんとか、hide好きなのモロに分かるじゃないですか。

 

それこそ、「パクった」とか言われながらも「俺はhideが好きなんや!」っていう

 

意思表明な気がして凄くカッコ良いな、って思っていて。

 

そこにはリスペクトがあるのを感じるから、余計にカッコ良いなって。

 

そうゆう風にギターを弾くことって大切やなって思ったんです。

 

んでそんな風に思ってたらMAYUさんが付けてきた曲名が「HURRY GO ROUND」だった、という(笑)

 

これ、たまたまなんです。

 

なんか面白いなー、って(笑)

 

お手元に届いた際にはそんな経緯があったんだなー、と思いながら

 

「いや、マジで『Rusty Nail』やないかい!」

 

と、ツッコんでくださいね。

 

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老害ぶってみる(老害だったらごめん)。

まず初めに言っておくとすると

 

僕は音楽学校のようなところで勉強したワケでもないですし、

 

音楽だけで食べてたり、食べてたことがあるような人間でもないです。

 

ただのギターが好きでバンドが好きで、気付けば20年経ってた、みたいなオッサンです。

 

パチンコが趣味で毎週末パチンコ屋に通って20年経ってる、みたいなオッサンと一緒です。

 

なので第一線で活躍されてるプロミュージシャンの方のような

 

人様に誇れるような華々しい実績があるワケでもないし、

 

「けどだからこそ、アマチュアだからこそプロには分からないし言えないことがあるんだぜ!」

 

なんて言うつもりは全くないです。

 

別にプロの人を否定してるワケでもないし、アマチュアでいる自分を卑下したりもないです。

 

「そのレールに乗ったなら、目指すべき駅」

 

というのが、どんな業界、どんな職業にもあって、

 

こと音楽となると、

 

「売れることや有名になることが目標じゃないのなら、何でギターやバンドを続けてるの?」

 

って思いますよね?

 

僕もそう思ってたし、いまだにそう思う自分も少なからずいます。

 

けど思うんですよね。

 

「結果って必要なん?」

 

と。

 

勿論、いくつかのそうゆう「結果」を積み重ねて「目標」に近づいていつか「夢」を叶える、

 

という考え方、大切だと思います。

 

「夢」を叶えてる人達は、紆余曲折を経ながらも、やはりそうやって行って「成功」してる。

 

けどそれもいくつもある、人の数だけある考え方の一つなんだろうな、と思うんです。

 

やたら意識高い系の人に感銘を受けて、その人が喋ってた言葉を

 

さも自分の言葉のように語る人がSNS上でも現実でも多いけど、

 

スタバでノートPC開いて堀江貴文YouTube見てるだけで

 

意識高い系の中に入ったつもりになってるんだろうなぁ...。

 

なんて否定はしないです、それもいわゆる「インプット」でしょ?

 

そして晩に友達を居酒屋に集めて

 

「お前らさ、考え方が保守的なんだよ!」

 

とか、ビールの泡が消えようが僕が隠れて鮭茶漬けを頼んでようが熱く語り続ける。

 

んで「アウトプット」終了。

 

しかしです、その場にいる何人かの中には

 

「いや、マジで勉強になったっす!○○さんの言う通りっす!」

 

みたいな人もいるんだから、そこでのそれなりの一つの社会の歯車を回しているんだろうな、と思うんです。

 

で、何が言いたいのかっていうと、そうゆう「教祖」と「信者」って

 

マチュアバンド界隈にはまぁ溢れている。

 

何故「教祖」になってるのかもよく分からない人と、

 

何故「信者」になってるのかもよく分からない人。

 

「やっぱ音楽はさ、何がやりたいのか分からないんだよ!伝わってこないんだよ!くだらねぇ!」

 

って、

 

髭男の曲を聴いて「女々しいし、まわりくどい」しか思えなかった僕からしても、

 

投げられたボールを取ろうともせずに、

 

「俺はここにグローブを構えてるんだから、ここに!真ん中に投げてくれないと取れないじゃん!」

 

って言ってるのと同じじゃない?と思う。

 

「プリテンダー」を聴いて素直に「良い曲...」と思えない僕は、良い曲と認めることで、

 

今までの自分の恋愛に対しての不誠実さを炙り出されるような恐怖を感じそうだから、

 

何かしらの理由をつけて「自分とは関係ないもの認定」をしよう、としてるんだろうなという自覚はあるんです。

 

ありますとも。

 

恋愛作品を観ることがないのも、絶対に心ときめいて「こ、恋したい!」なんて言い出すのが分かってるからですよ(笑)

 

だから自分が否定的であったり誰かに不快な思いをさせるようなことを言わないためにも、

 

負の感情が芽生えそうなモノには近寄らないようにしよう、と思うんです。

 

 

何の話だっけ?

 

 

あ、そうそう。

 

だからですね、こんだけなんやかんや言うお前は何やねん?

 

と思う人もいるだろうし、20年ギターをやるバンドをやるって、

 

辞めなければダラダラでも続けれるんですよ。

 

僕はこれでも、いまだに1年前よりギター上手くなってるし、

 

バンドも1年前より良くなってる自負もあります。

 

この歳になると年下のバンド仲間もたくさんできて、便宜上「後輩バンド」とか言うけど、

 

気持ち的には対等だから。

 

音楽に向き合うとき、そこには上も下も右も左もないんだから。

 

「そいつやそいつの音楽が好きか嫌いか」だけだから。

 

「教祖」や「信者」じゃないんだから。

 

ただ一つだけ、同じ事に興味を持ったとき、そういう意味では、

 

経験者はちょっとした先輩になる。

 

未経験者がこの世の終わりのように感じる高く分厚い壁も、

 

「その壁、3m右に行ったら扉があるよ」

 

と、言ってあげれるかもしれない。

 

若い子たちにとって、そうゆう存在の一つにでもなれたら、と思うと同時に

 

やはり「音」で観せて聴かせるのが大切なんだろうな、と、30歳を超えてから思うようになったんです。

 

第一線で食って行くことと、アマチュアでバンドを続けることには、

 

どちらにもそれなりの「覚悟」がいるんです。

 

あと「通過儀礼」。

 

そして、2/24にその一つの「通過儀礼」を表せそうです。

 

と、いう告知のための前フリは以上です。

 

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「後輩バンド」たちに言いたい事は、

 

「時間を守り、元気よく挨拶し、ちゃんとごめんなさい、ありがとう、いただきます、ごちそうさまでした、を言えたら夢にググッと近づくぞ!」

 

以上!