ギター小噺④「Baby,go my way」
全くの新譜です。
デモテープが届いて聴いて「あ、LIVE曲やな」とイメージがぶわぁ〜っと広がったので、
何も考えずにファーストインプのまま弾き切って、多分2時間ぐらいでギター録り終わったんじゃないかな??
で、ただただLIVEを楽しめるように、ギターは難しい事は一切やってません!
と言いたいけど、勢いで弾いたので難しいことを考える前に録り終わった、というのが本音です。
けど、こだわったところはいくつかありまして。
イントロとか間奏で鳴ってる上モノのギター、
ディレイで左右に振るのではなく、左、真ん中、右の音でそれぞれ3トラック使って、
それぞれに違うモジュレーションを掛けてるところです。
確か、左が超薄くフェイザー、真ん中は超薄くコーラス、
右がフェイザーかフランジャーかリングモジュレーターかオートワウか何か忘れた。
そしてディレイは一切使ってません。
んで、今回のミニアルバムの中で唯一、モチーフにした曲が無い曲です。
いや、曲の作りがReVision of Senceの「I'm a クズ人間」に似てたから、
少し引っ張られた感はある...あ、いや!違う!
2番のサビ後に出てくるブレイクダウンパートは完全にReVision of Senceを意識した!
ReVision of Senceの曲のてリフって、同じことを繰り返してると見せかけて2回し目は少し違うってのをよくやるじゃないですか?
そこに寄せて1回し目は「ダンダンダン、ジャージャージャー」で、
2回し目は「ダンダンダン、ジャラララ」にしてみました。
してみましたよ。
したんやってば。
これ、言わなかったら気付く人いないんじゃないか?
...まぁいいや。
あとは、2000年ぐらいに日本に一気に入ってきた、GREEN DAY、The Offspring、Zebrahead、SUM41等々...
僕は勝手にサマソニパンクって呼んでる、憂鬱のカケラもない(笑)、
そんな「バカ デ イルホウガ タノシイヨ〜!」みたいな、
能天気なヒマワリパンクのイメージでとにかく明るくて切れ味の良い印象を感じてもらえるように、
ちょっとハシり気味やけど5、6弦がしっかり鳴ってるギターを意識...してたのかなぁ?と、いまになって思います。
(実際はあの辺のパンクって、アルバム曲はメランコリックな曲も多いですけどね)
あとは、あとは...
あ、意外とイントロのリフとかは、ちゃんと弾こうとしたら難しい...というかややこしいです。
開放とブリッジミュートとミュートがめくるめく襲いかかってきて、
僕自身、慣れるまで変な力が入って腱鞘炎になりかけました。
勢いで弾いた分、詰めるのに少し時間がかかったかなー?ぐらいですが。
あ、最後に。
ミニアルバムの他の曲に比べて少しだけギターの歪みを浅くしてます。
これはリフの音、Aメロのブリッジミュート、曲中のブレイクダウンの輪郭がぼやけないようにするためです。
ラウドロックは歪ませすぎると、逆に音圧が低くなるんですね。
以上、自称ラウドロック研究家でした。
そんな感じで、LIVEではタオル振ってサークルモッシュしてウォールオブデスしてほしい曲です。
画像は20年間のブリッジミュートで削れた、ブリッジのコマ。