ギター小噺①「HURRY GO ROUND」
この曲のギター自体は、だいぶ前に録ったモノをそのままミックスしてもらいました。
他の収録曲に合わせて録り直そうかとも思ったけど、
自分的には曲にとってベストなギターを弾けたと思ってたし、
弾き直したところで少し小綺麗になるぐらいやから、
まぁいっか、と(笑)
初めてデモテープを聴いたとき、zilchの「Space Monkey Punks From Japan」のイメージがあって、
分かる人にだけ分かれば面白いな、と思って僕が敬愛するhideの曲に入ってる
ギターフレーズやhideの手クセをふんだんに取り入れてみました。
さて、存分にネタバラシしますよ、もう。
まずイントロのリフとかフレーズは「Space Monkey〜」のメインリフを曲に合わせてちょっとイジりました。
んでサビの後ろで弾いてるオクターブのフレーズはまんま「Rusty Nail」です。
さらにギターソロの裏で弾いてるリフもまんま「Space Monkey〜」の途中で出てくるリフ。
あとベンチャーズ風のテケテケもhideがよくやってたから。
全部分かった人はいるのだろうか?
何故こうゆうギターを入れたかっていうと、「○○っぽい」とか
「○○のパクリって言われるかなぁ...」みたいに考えがちになる自分に対しての
「そんなもん関係あるかぁ!」
っていう(笑)
あとはこれ聴いて「あ!これhideのあのフレーズ!この人もhide好きなんかなぁ!?」って思われたら嬉しいな、って。
ロットングラフィティーとか聴いてるとさ、KAZUOMIさんとか、hide好きなのモロに分かるじゃないですか。
それこそ、「パクった」とか言われながらも「俺はhideが好きなんや!」っていう
意思表明な気がして凄くカッコ良いな、って思っていて。
そこにはリスペクトがあるのを感じるから、余計にカッコ良いなって。
そうゆう風にギターを弾くことって大切やなって思ったんです。
んでそんな風に思ってたらMAYUさんが付けてきた曲名が「HURRY GO ROUND」だった、という(笑)
これ、たまたまなんです。
なんか面白いなー、って(笑)
お手元に届いた際にはそんな経緯があったんだなー、と思いながら
「いや、マジで『Rusty Nail』やないかい!」
と、ツッコんでくださいね。